自己評価
バースセンターの認知度が上がり,正常分娩も年々増加している。市民が安全,安心に出産 できる場所としての認知度を更に向上するため,周知を強化していく。安心して赤ちゃんを産 み・育てる取り組みとして,妊婦健診を実施し,出産後には赤ちゃん訪問,乳児健診,2歳歯 科検診などに取り組んでおり,計画どおりまたはそれ以上の実績があった。
全国的に待機児童が問題化する中,計画的な民間保育園の創設等により定員増を図ってお り,H26,H27と目標値を超える定員増を図ることができた。また,過去5年間で約1,500人分の 定員枠の拡充を実施した。しかし,つくばエクスプレス沿線開発に伴う子育て家庭の流入や共 働き世帯の増加等により待機児童の解消には至っていないため,今後も民間保育園の創設等に より,定員枠の拡充を図っていく。
これまでの 取組概要
周産期医療体制については,バースセンターについて母子手帳交付時に広報周知を行った ため,分娩数がH26が48人であったのに対し,H27は111人に増加した。赤ちゃん訪問事業及 び母子健康診査事業については計画どおり取り組むことができた。
民間保育園整備事業については,昨年度に引き続き目標値を超える定員増を図ることがで きた。子育て支援拠点事業及び放課後児童クラブ施設整備事業も計画どおり取り組むことが でき,利用者も増加している。
490 90 90 実 績 340 240 ―
H27 バースセンターの分娩数(人)
個別施策の代表指標名 指標種別 年度
個別施策の総合評価
総合評価
B
施策の成果が一部確認でき、今後更に推進させるべきである。
― ― ―
民間保育園の整備による定員増員分の 数(人)
成果指標
目標値 200 210 380
2,517 児童クラブ員数(人)
成果指標
実 績
100
成果指標
目標値
2,859 3,031 実 績 2,175 2,606 ― ― ― ― 目標値 2,122 2,346 2,688
H31 H30
H29 H28
120 120 48 111 ― ― ― ―
120 50 80
H26
―
個別施策の 方向
子どもは社会の希望であり未来の力であるという認識のもと,子どもを安心して生み,育て ることができる環境を整備するなど,子どもの成長に合わせた継続的な支援により,子ども が健やかに育つことができる地域社会づくりを進める。
関係部
―
対象施策名:子育てしやすい環境づくりの推進 基本施策 健康・福祉サービスを強化する
個別施策 2 子育て環境の整備
市民意識 調査満足度
(単位:千円) 平成27年度決算及び事業費内訳
H27年度 決算
事業費 839,956 人件費 77,512 事業 コスト
917,468
H27 43.8% H29 32.3%
参考値(第3次総合計画市民意識調査結果)
425,361
地方債 0
その他 特財
77,856 一般 財源 事業費
内 訳
国庫 支出金
23,288 県 支出金
192
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
バースセンターの認識度が徐々に上り,正常分娩数も年々増加し,実績も良好の傾向になって きている状況のなか,市民が安全,安心に出産できる場所としての認知度を更に向上するた め,つくば市バースセンターの周知をさらに高めていくこと。また,バースセンター管理運営 のために,筑波大学附属病院と事務調整のうえ支援をしていくようにする。
事業の有効性 高:成果が向上(高水準を維持)している 事業の効率性 高:費用対効果が向上(高水準を維持)している
総合評価 S:成果・費用対効果を維持して継続実施
地方債 0
その他 特財
42,000 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
0 県 支出金
0 活動実績
平成28年1月18日につくば市バースセンター評価委員懇話会を開催した。
バースセンターの認知度向上及び市民の利用促進を図るため,母子手帳交付時にバースセン ターのチラシを配布し広報周知を図った。
あかちゃん訪問時に出産場所等に関する市民アンケート調査を実施し現状把握に努めている。
H27年度 決算
事業費 (千円)
42,192
人件費 (千円)
4,345 事業 コスト (千円)
46,537
正職員従事割合(人) 0.50 時間外勤務(時間) 236.00
111 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31 目標値 50 80 100 120 120
H27
120 事業指標 指標名
バースセンターの分娩数 (人)
年度 H26
実 績 48
42,192 42,192 工程
事業概要
つくば市バースセンターの運営及びつくば市寄附講座の開設等により,市民の出産の場を安定 的に確保する。また,バースセンター設置の効果等について評価委員懇話会を設置し検証す る。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 42,089 42,192 42,298 42,192
個別事業名 2-1 周産期医療体制の整備事業 担当課 健康増進課
7,665
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
【課題】
里帰り訪問が長期に及ぶことで,早期の訪問が困難な状況にある。乳児健診や予防接種での確 認を含めると対象者全員把握できているが,訪問での本人確認できない児がいる。
【改善目標】
里帰りが2ヶ月以上の方には,里帰り先訪問依頼等を実施し,早期に訪問を行い,育児支援に 努める。未訪問かつ健診未受診,予防接種未接種者について,他課と連携をとり,情報把握に 努めていく。ハイリスク妊婦に早期から関わることで妊娠中からの虐待予防・子育て支援に努 める。
事業の有効性 中:適切な成果が得られている 事業の効率性 中:適切な費用対効果が得られている
総合評価 B:成果・費用対効果の向上に努めつつ継続実施
地方債 0
その他 特財
0 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
366 県 支出金
0 活動実績
あかちゃん訪問実施数 2,326人(訪問数2,286人+他市訪問依頼数40人) あかちゃん訪問実施率 98.1%(対象者2,372人)
あかちゃん訪問2回目の訪問 74人 あかちゃん訪問報告会3回実施。
(訪問時の傾聴の研修・コモンセンスペアレッティング研修・産後うつ研修)
H27年度 決算
事業費 (千円)
8,031
人件費 (千円)
15,971 事業 コスト (千円)
24,002
正職員従事割合(人) 2.15 時間外勤務(時間) 0.00 98.1 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31 目標値 98 98 98 98 98
H27
98 事業指標 指標名
年間出生数に対するあかちゃ ん訪問実施率(%)
年度 H26
実 績 98.3
8,032 8,032 工程
事業概要
出生後に保健サービス登録票を提出した方に対して電話連絡のうえ,早期に家庭訪問を行う。 登録票の提出のない方に対しては概ね生後4か月までに対応する。このほか訪問報告会(事例 検討やスタッフ間の情報交換・研修等)を実施する。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 8,005 8,031 8,591 8,032
個別事業名 2-2 あかちゃん訪問事業 担当課 健康増進課
260,102
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
【課題】
・対象者を会場毎に均等にするため,各会場の実施回数の見直しが必要である。
・問診確認や保健指導の質の向上を図る必要がある。
【改善目標】
・会場の健診回数を検討する。
・健診マニュアルを作成し,同一の基準で問診確認や保健指導が実施できるよう,スタッフ間の共通理
解をし保健指導の質の向上を図る。
・未受診者対策を強化する
事業の有効性 中:適切な成果が得られている 事業の効率性 中:適切な費用対効果が得られている
総合評価 B:成果・費用対効果の向上に努めつつ継続実施
地方債 0
その他 特財
0 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
2,556 県 支出金
0 活動実績
・各健診について,健診が滞りなく実施できた。
受診者数:妊婦健診 27,770人,乳児健診 4,093人,1歳6か月健診 2,298人, 2歳歯科検診 1,297人,3歳健診 2,368人
・3歳健診において,検尿項目の変更に伴い,医師会と調整し,「つくば市3歳児検尿フロー チャート」を作成した。フローチャートは次年度から運用することとなった。
H27年度 決算
事業費 (千円)
262,658
人件費 (千円)
37,173 事業 コスト (千円)
299,831
正職員従事割合(人) 4.90 時間外勤務(時間) 290.00 37,826 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31 目標値 36,800 37,000 37,200 37,400 37,600
H27
37,800 事業指標 指標名 受診延人数(人)
年度 H26
実 績 37,563
274,642 274,642 工程
事業概要 妊婦や乳幼児に対して,健診を実施する。同時に育児相談・支援を行う。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 251,528 262,658 248,388 274,642
個別事業名 2-3 母子健康診査事業 担当課 健康増進課
19,679
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
保育所等の設置相談に対し,整備に係る条件等を明確化し対応する。 事業の有効性 高:成果が向上(高水準を維持)している
事業の効率性 中:適切な費用対効果が得られている 総合評価 A:成果を維持して継続実施
地方債 0
その他 特財
0 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
0 県 支出金
157,433 活動実績
保育所の新設 2件 認定こども園の新設 1件 既存保育所の定員増 1件
上記整備による受入れ枠の拡充 240名分
その他,随時法人等からの保育所等整備の相談の受付
H27年度 決算
事業費 (千円)
177,112
人件費 (千円)
5,970 事業 コスト (千円)
183,082
正職員従事割合(人) 0.80 時間外勤務(時間) 10.00
240 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31 目標値 200 210 380 490 90
H27
90 事業指標 指標名
民間保育園の整備による定員 増員分の数(人)
年度 H26
実 績 340
154,590 154,590 工程
事業概要 社会福祉法人や学校法人が行う保育園の創設や増築に対し補助をし,定員の拡充をする。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 443,592 177,112 463,982 867,450
個別事業名 2-4 民間保育園整備事業 担当課 こども課
14,027
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
駅周辺や開発地域等の子育て家庭のニーズが高い地域に新たに配置していくほか,出張広場に ついても,統廃合によりバランス良く配置していく必要がある。
事業の有効性 中:適切な成果が得られている 事業の効率性 中:適切な費用対効果が得られている
総合評価 B:成果・費用対効果の向上に努めつつ継続実施
地方債 0
その他 特財
0 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
14,026 県 支出金
14,026 活動実績
子育て総合支援センター及び民間保育所等の7か所の通常広場を実施。地域交流センター等で 6か所の出張広場を実施し,新規でみどりの駅前においても実施を開始した。
H27年度 決算
事業費 (千円)
42,079
人件費 (千円)
1,916 事業 コスト (千円)
43,995
正職員従事割合(人) 0.25 時間外勤務(時間) 22.00
7 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31
目標値 7 7 8 8 9
H27
9 事業指標 指標名 子育て支援拠点数(か所)
年度 H26
実 績 7
56,985 56,985 工程
事業概要
子育て親子の交流の場を提供するとともに,育児等に関する相談,地域の子育て情報の提供, 子育てについての講習会等を実施する。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 42,000 42,079 49,532 49,532
個別事業名 2-5 子育て支援拠点事業 担当課 こども課
108,840
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
課題としては,子ども・子育て支援新制度施行に伴い,対象学年の拡大,児童一人当たりの面 積,一つのクラブの適正規模等,基準を満たす運営になるよう計画的な整備が必要となるた め,小学校敷地内,民間事業者への委託により,児童クラブ事業の受入れ枠を拡充する。 事業の有効性 高:成果が向上(高水準を維持)している
事業の効率性 高:費用対効果が向上(高水準を維持)している 総合評価 S:成果・費用対効果を維持して継続実施
地方債 0
その他 特財
35,856 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
0 県 支出金
135,652 活動実績
平成27年度 55クラブ(公営20クラブ,民営35クラブ) 受入れ児童数2,606人(4年生以上445人含む)
H27年度 決算
事業費 (千円)
280,348
人件費 (千円)
6,827 事業 コスト (千円)
287,175
正職員従事割合(人) 0.90 時間外勤務(時間) 52.65 2,606 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31 目標値 2,122 2,346 2,517 2,688 2,859
H27
3,031 事業指標 指標名 児童クラブ員数(人)
年度 H26
実 績 2,175
347,051 350,651 工程
事業概要
放課後に保育を受けることができない児童に対して,遊びを主とした生活の場・活動の場を提 供する。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 198,911 280,348 322,432 314,651
個別事業名 2-6 放課後児童クラブ事業 担当課 こども課
14,856
事業の進捗状況 達成:事業全体が当初の計画どおり達成された
課題と 改善目標
課題としては,子ども・子育て支援新制度施行に伴い,対象学年の拡大,児童一人当たりの面 積,一つのクラブの適正規模等,基準を満たす運営になるよう計画的な整備が必要となるた め,小学校敷地内,民間事業者への委託により,児童クラブ事業の受入れ枠を拡充する。 事業の有効性 高:成果が向上(高水準を維持)している
事業の効率性 高:費用対効果が向上(高水準を維持)している 総合評価 S:成果・費用対効果を維持して継続実施
地方債 0
その他 特財
0 一般 財源 事業費
内 訳 (千円)
国庫 支出金
6,340 県 支出金
6,340
活動実績 国・県・市の補助員を活用し,杉の子たんぽぽ児童クラブの整備。(社会福祉法人整備)
H27年度 決算
事業費 (千円)
27,536
人件費 (千円)
5,310 事業 コスト (千円)
32,846
正職員従事割合(人) 0.70 時間外勤務(時間) 40.95
1 ― ― ― ―
H28 H29 H30 H31
目標値 2 1 1 1 1
H27
1 事業指標 指標名
放課後児童クラブ専有施設数 (か所)
年度 H26
実 績 3
38,255 38,255 工程
事業概要
放課後の児童の居場所の確保及び児童クラブ員の生活環境改善のため放課後児童クラブの施設 を整備する。
工程表
年度 H26 H27 H28 H29 H30 H31
事業費(千円) 74,076 27,536 176,462 3,770
個別事業名 2-7 放課後児童クラブ施設整備事業 担当課 こども課